昭和の名レスラーがまたひとり旅立ってしまった。
星野選手といえばヤマハブラザースですが 私はアントニオ猪木の近衛兵としての姿が印象的です。 猪木vsウィリーのセコンドとして。 極真のコワモテ相手に一歩も引かない姿は頼もしかった。 UWFとのイルミネーションマッチでの見事な鉄砲玉ぶり。 非常にプロレスが上手い選手ではありましたが、 反面、セメント野郎として数々の武勇伝も。 ダイナマイトキッドとのセメントマッチ。 出戻り時代の前田日明との殴り合い。 ライガーともセメントまがいの試合をしたことがあるとか。 残念ながら、これらの試合を実際に目にしたことは ありませんが、それでも普段のたたずまいとファイトから 只者じゃない雰囲気は十分感じ取れました。 多くの側近たちが袂を分かつなかで 最後までアントニオ猪木を裏切らなかった まさに「任侠の男」だったと思います。 合掌 #
by pa_sin
| 2010-11-30 00:43
| 旧NWFの記事
私がプロレスを見始めて、最も印象的だった凱旋帰国は前田明のそれでした。 藤波辰巳の凱旋帰国もインパクトがありましたが、藤波の場合は MSGでのドラゴンスープレックスの方が先に印象に残っているので 凱旋帰国という意味では前田の方が上でした。 帰国直前のゴング誌には「12種類のスープレックスをマスター」との煽り記事。 見た事がないような投げ方を披露するその姿に「ゴッチ道場」という幻想が 付加され期待を異常に膨らませたものです。 で、肝心の凱旋試合は・・・動画を見ればわかるように実にあっさりとしたもの。 実はこの日、会場の蔵前国技館で観戦してたんですが、 あっという間に人間風車を決めてそのまま試合が終わってしまい フォールなんだかギブアップだかもわからない始末。 私の居た2階席はみんなポカーンとしていたのが思い出されます。 当時のVTRを見ても肩は着いてないし、なんでこの形で終わらせたのかは未だに謎です。 (凱旋帰国時の藤波も同じ技=リバースアームサルト を使ってましたが、その時は確かギブアップをとっていたはず) でも、今になって見返すとこの時の前田の動きは素晴らしいですね。 テイクダウンの技術、ブリッジの強さ・・・ 実はこの頃が全盛期だったんじゃないかと思わせるものがあります。 新日本プロレス自体、この頃がまさにメンツ的にもピークの時期で この日は非常に満足度の高い興行でした。 タイガーマスクとダイナマイトキッドの行くとこまで行ったかのようなハードヒットプロレス。 猪木とマサ斉藤という二人にしかできないようなレスリング芸術。 長州に藤波が足の負傷を押して挑んだ悲壮感溢れる激闘・・・ この直後にIWGPの混乱が起き、タイガーマスク引退、クーデター勃発と 新日本はバラバラになっていきます。 そういう意味ではこの日の興行はオールスター揃っての 最後の神興行だったかもしれません。 #
by pa_sin
| 2010-11-26 00:33
| 旧NWFの記事
最もプロレスらしい技がこのブレーンバスターだと思います。
使い手の個性、持ち上げる時の呼吸と相手選手の受け、見た目の派手さ、 落とし方次第では相手を壊すことも可能・・・ まさにプロレスの全ての要素が詰まった技。 まずは元祖キラーカールコックスの名人芸 垂直落下と言いながらダイレクトに脳天からは落とさない絶妙な技術が 現代の数多の選手が使用する垂直落下式とは一線を画しています。 コックスとマードックの垂直落下式の競演 コックスとマードックの落とし方の違いがわかります。 尻餅をつくことでワンクッション入れるマードック式に対し 元祖コックスは落とす時の右腕の位置を微妙にずらして角度を調整しています。 ハーリーレイスのバーティカルスープレックス レイスが使うと「バーティカルスープレックス」 と倉持アナの実況で覚えました(笑) レイスのこの技は滞空時間の長さと安定感が印象的。 上の動画ではあまり滞空時間をとっていないですが、 落とす角度と足腰の安定感は流石に第一人者。 70-80年代は背中から落とす、このタイプが流行っていて 猫も杓子も使っていたと思います。 そのなかで印象に残っている使い手は・・・ ・猪木(ワールドプロレスリングのオープニングで流されていたロープ越しの一発が強烈) ・R木村(身体が硬いのが逆に作用して背中というより後頭部から落としていた) ・長州&ハンセン(とにかく音の派手さが凄い) ・ペドロモラレス(ジャンプして全体重を乗せるド迫力。レイスと並ぶ名手) ・ブロディ(オクラホマスタンピートのように自分の体重も浴びせる説得力) 他にもリックフレアー、ストロング小林、TJシンもフィニッシュとして使っていました。 この項についてはまた映像を整理して語ってみたいと思います。 #
by pa_sin
| 2010-11-11 00:36
| 旧NWFの記事
石井の対戦相手が柴田に変更、ナンセンはドクターストップ=K-1MAX
石井×ナンセンには全く興味がわきませんでしたが 相手が柴田に変更になったということで俄然興味が。 柴田はここのところ結果を出せずにいますが、 今回は勝敗を度外視して石井に「プロとは何か」を 焼き付けて欲しいと思います。 当て付けで柴田が「炎のファイター」で入場してくれたら 面白いんですけどね。 #
by pa_sin
| 2010-11-07 16:42
| 時事ネタ
この動画を編集なさった方はセンスが良いと思います。 エドルイスからタイガーマスクまで、良くこれだけの映像を集めたなと。 各技の使い手も的確なチョイスでとても楽しめました。 しかし鶴田のフロントスープレックスは凄い。 個人的にはバックドロップよりこっちを切り札にして欲しかった。 まさに「銭を取れるワザ」だと思いました。 #
by pa_sin
| 2010-11-04 00:33
| 旧NWFの記事
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